【イギリス・オーストラリア】資源大手リオ・ティント、石炭採掘事業から完全撤退の可能性 2017/11/21 最新ニュース

 資源世界大手英豪リオ・ティントが、石炭採掘事業から徹底するかもしれない。ブルームバーグが11月10日、リオ・ティントは保有するオーストラリアの炭鉱の売却先を探していると報じた。リオ・ティントは資源採掘で英豪BHPビリトンに次ぐ世界第2位。しかし石炭採掘は、世界首位スイス・グレンコア、2位英豪BHPビリトン、3位英アングロ・アメリカンに次ぐ世界4位。首位グレンコアとの間には4倍以上の差がある。リオ・ティントが現在保有している炭鉱は全てオーストラリアにあり、売却が完了すれば石炭採掘事業から完全に撤退することになる。

 リオ・ティントは今年すでに年間6,900万tの生産量を誇るオーストラリアの主要炭鉱「ハンターバレー炭鉱」の売却を完了している。今年6月リオ・ティントは、ハンターバレー炭鉱の権益67.6%を保有する同社100%子会社(C&A)のコール&アライド社を中国の兖煤澳大利亜(Yancoal)に売却。そのわずか1ヶ月後、最後までC&A買収でYancoalと競り争っていたスイス・グレンコアも、Yancoalが買収したC&Aからハンターバレー炭鉱の権益を16.6%譲受け、同時にハンターバレー炭鉱の残り32.4%の権益を保有していた三菱商事100%子会社の三菱デベロップメントもグレンコアに保有権益全てを売却することを決まった。これにより、ハンターバレー炭鉱はYancoalが51%、グレンコアが49%の権益を保有する状況となった。

 ブルームバーグは、リオ・ティントの石炭採掘事業完全撤退見込みの背景には、石炭採掘事業の激しい競争環境だけでなく、気候変動対応により石炭資源に対する忌避感が出ていることを挙げている。

【参考ページ】One of the World’s Biggest Miners Is About to Go Coal-Free
【参照ページ】豪州ニューサウスウェールズ州ハンターバレーオペレーションズ炭鉱・ワークワース炭鉱の売却合意

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