【アメリカ】ステート・ストリート、日本とカナダで取締役会ダイバーシティ向上アクション開始 2017/11/27 最新ニュース

 資産運用世界大手米ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ(SSGA)は11月15日、投資先上場企業を対象とする「取締役会ダイバーシティ指針」を日本とカナダに拡大すると発表した。同社の2017年9月30日時点の運用資産残高は2.67兆ドル(約300兆円)。

 ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズは2017年3月から上場企業取締役会の性別ダイバーシティ向上に向けたアクションを起こしている。まず3月8日「国際女性デー」に合わせ、米ニューヨーク・ウォール街にダイバーシティのシンボルである「恐れを知らない少女(Fearless Girl)」像を前日に設置。像の製作は彫刻家クリステン・ビスバル氏に依頼した。この像は大きな反響を呼び、当初は国際女性デーの後には撤去される予定だったが、設置の恒久化を求めるインターネット上の署名が約4万件にも達し、デブラシオ・ニューヨーク市長は設置期限を延長している。

 それに合わせ同社は、米国、英国、オーストラリアに本社を置く上場企業約600社に書面を送付し、取締役会に女性役員または女性役員候補がいない場合、株主総会において指名委員長提案に反対票を投じることを通告。そのうち、通告後も取締役会の性別ダイバーシティ向上への努力が見られなかった約400社に対し、同社は実際に反対票を投じている。これら株主権利の行使を受け、現在までに42社が取締役会の性別ダイバーシティを高める方針を定め、7社ではすでに女性取締役が就任している。

 同社は今回の発表で、「日本では、東証株価指数(TOPIX)500を構成する企業の55%が、また、カナダ・トロント証券取引所に上場されている700社のうち40%に、女性取締役が皆無となっています。SSGAは、2018年に日本とカナダの両国で1,200社以上に対し、「取締役会ダイバーシティ指針」を提示することを目指しています」と言及。同社は、カナダでは、カナダ責任投資協会(RIA)に準会員としての加盟が承認されている。

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