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【アメリカ】アパレル大手VFコーポレーション、新戦略発表。サプライチェーンの環境・人権改善

 世界アパレル大手米VFコーポレーションは12月11日、新たなサステナビリティ戦略「Made for Change」を発表した。同社は、Vans、The North Face、Timberland、Wrangler、Lee等の有名ブランドを所有している。

 同戦略では、新たな目標として、(1)2030年までに事業が環境にもたらすインパクトを50%削減する、(2)2025年までに100万人の繊維産業に携わる労働者やそのコミュニティの生活環境を改善する、(3)主要資源の利用を平均で35%削減することを目指す、を掲げた。

 また目標達成のための3つのアクションプランを設定した。一つ目は、サーキュラーエコノミー(循環型経済)型ビジネスモデルの確立。レンタル事業や各ブランドでのリサイクル品販売を実現していく。消費者に対しても商品がリサイクルされることを訴求したプロモーションを展開していく。

 二つ目は、大手企業という交渉力を活かし、商品原材料の環境負荷削減や労働者の生活環境改善を実施していく。環境面では水や綿花の使用量削減を実施。労働改善では、契約サプライヤーに働きかけ、安全衛生の改善、健康栄養改善、保育・教育体制の充実を図っていく。

 三つ目は、消費者の巻き込み。持続可能で責任ある消費を働きかけていく。それに向け事業投資、アドボカシー活用、慈善団体との連携、官民双方でのパートナーシップを実施していく。

 VFコーポレーションは、2016年に「Corporate Responsibility(CR)マガジン」の「100 Best Corporate Citizens」に、2017年には「Ethisphere Institute」の「世界で最も倫理的な企業」に選出された実績がある。World’s Most Ethical Companyに選出されたアパレル企業は、同社の他、リーバイ・ストラウス、H&Mの3社のみ。

【参考】【国際】2017年版「世界で最も倫理的な企業」、世界124社が選出。日本は花王の1社(2017年3月30日)

【参考サイト】VF Corporation Announces New Sustainability & Responsibility Strategy to Guide Transformative Changes and Create Business Value

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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