金融世界大手スイスUBSは4月9日、プライベートバンク事業で、アジア富裕層顧客向けにサステナビリティに特化した金融商品の拡充を行うと発表した。同社は今年初め欧米富裕層顧客向けのサステナビリティ特化ファンドを設定。アジアでも同様の戦略を展開する。
UBSは以前からグリーンファンドを設定しいたが、伝統的投資とグリーン投資の双方を混在する形で運営していた。今回設定するのは、顧客資産100%を環境や社会に配慮した企業の株式及び債券に投資するファンド。いわゆる「ピュア・サステナビリティ・ファンド」を同社がアジアで設定するのは初。顧客は最低50万米ドル以上から投資できる。
UBSは、ESG投資の92%では通常投資と同様またはそれ以上のリターンを上げている研究があると言及した。設定する投資ポートフォリオは、株式54%、4債券41%、現金その他の流動資産5%の構成。UBSが対象とするの株式は、すでに環境や社会へのインパクトを配慮している企業だけでなく、今後そのような方向に進む意向を表明している企業も含む。債券については、グリーンプロジェクト融資を目的としたグリーンボンドや、基準に適合する世界銀行債券が対象となる予定。
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