アパレル大手独アディダスは7月、2024年までに靴と衣類製品で使用するポリエステルを全てリサイクル素材に切り替えると発表した。純正ポリエステルとリサイクル・ポリエステルの価格は現在はリサイクル素材が20%ほど高いが、数年後にはほぼ同等にまで近づくと観測されている。アディダスはリサイクル素材にシフトする戦略に出る。
アディダスはすでにリサイクル・ポリエステルの活用を進めている。2016年に大量生産モデルの靴製品で、ペットボトルからリサイクルしたポリエステルの使用を一部開始し、2016年には500万米ドル、2019年には1,100万米ドルの売上を叩き出すという。しかしそれでも全体の売上から見たら3%にすぎない。それを2024年までに100%にまで高める。
アディダスによると、9億2,000万点程の同社製品のうち約半分がポリエステル素材によるもの。ポリエステルが100%再生素材になるとインパクトは非常に大きい。同社は今後、使用済プラスチックの回収・清掃フローの確立についても検討していく。
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