グアテマラ憲法裁判所は9月3日、カナダ資源採掘大手タホ・リソーシズが進めるサン・ラファエル銀採掘地区での資源採掘に中止命令を出した。グアテマラ政府に対しても、早急な先住民との協議を実施するよう命じた。
今回、採掘中止が命じられたのは、同地区にある世界最大の銀採掘鉱区Escobalと銀採掘鉱区Juan Bosco。両鉱区に対してヘア、先住民族の権利侵害の訴えがあり、2017年7月に政府が採掘免許を停止。今回、憲法裁判所の判決で、免許停止が確定した。
今後、エネルギー採掘省は、国際労働機関(ILO)の「1989年の原住民及び種族民条約(ILO169号条約)」に基づくXinkaコミュニティとの協議が完了したのを確認してから、採掘免許停止を解除する予定。タホ・リソーシズは、ILO169号条約に基づく協議に関する具体的なスケジュールはまだないとしている。
【参照ページ】GUATEMALAN CONSTITUTIONAL COURT REVERSES SUPREME COURT RULING TO REINSTATE ESCOBAL MINING LICENSE
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