
豪シドニー大学のLisa Anne Bero教授らは9月25日、企業の経営戦略により、公共医療の議論・研究が歪められているとする論文を、学術論文誌「American Journal of Public Health(AJPH)」で発表した。研究分野に企業がスポンサーとして影響力を行使することで、公共医療に真に必要とされる分野よりも、企業の関心分野での研究が進む傾向にあるという。
Bero教授らは今回、医療論文データベースの「MEDLINE」「Scopus」「Embase」で発表された論文を調査。企業がスポンサーとなった論文が、学術会全体のアジェンダ設定にどのように影響を与えるかを分析した。その結果、商業化が可能な製品、プロセス、活動が優先的に論文テーマとなっていることが明らかとなった。
教授らは、論文の結論として、研究財源や利益相反に関する情報開示を深化させ、企業によるバイアスを修正するメカニズムが必要と主張した。
【論文】The Influence of Industry Sponsorship on the Research Agenda: A Scoping Review
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