英ビジネス・エネルギー・産業戦略省のクレア・ペリー・エネルギー・クリーン成長閣外相は12月13日、国連気候変動枠組条約カトヴィツェ会議(COP24)の場で、新たな重工業産業戦略を発表。2040年までに英国の重工業からの二酸化炭素ネット排出量をゼロにすると表明した。同様の宣言をした国は英国が世界初。
ペリー閣外相は、発表の中で、2030年までに炭素回収・貯蔵(CCS)等の先端技術等を念頭に、新たな事業分野を一つ築くと表明。気候変動に資するテクノロジー分野を育成し、新たな輸出の柱としたい考えを示した。輸出額目標は2030年までに年間1,700億ポンド(約24兆円)。200万人の雇用創出も掲げた。
英国では重工業セクターからの二酸化炭素排出量が国全体の約25%を占める。今後、1億7,000万ポンド(約240億円)規模の助成策を打ち、鉄鋼、セメント、化学、製紙、ガラス等の重工業の脱炭素化を推進する。
【参照ページ】World-first carbon 'net-zero' hub of heavy industry to help UK seize global economic opportunities of clean growth
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら