英国の2018年象牙法は12月20日、女王の裁可を得、成立した。英国政府は5月に象牙売買禁止法を制定する方針を表明し、その後、上下院をスピード通過していた。2019年後半に施行させる予定。
同法では、年代を問わず象牙の英国内での取引と英国への輸入を全面禁止する。例外として禁止が除外される製品は、製品全体に占める象牙の割合が10%未満でかつ1947年以前に製造された製品全般、製品全体に占める象牙の割合が20%未満でかつ1975年以前に製造された楽器、1918年前に製造されたポートレート・ミニュチュア、公的機関に認定された美術館に対する取引等として、非常に限定的に設定されている。さらに例外製品を扱う場合も、政府に届出しなければいけない。違反に対する罰金も設定した。
英国政府は、さらに象牙の違法取引を防止し、象牙販売禁止を他国にも広げるため、「象牙同盟2024(Ivory Alliance 2024)」を発足。これまでに、英国、ニュジーランド、フィリピン、香港、ウガンダ、米国が参加。アーティスト等も支持を表明している。
【参照ページ】Ivory Alliance 2024: Political leaders, conservationists and celebrities join forces to tackle ivory demand
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