国連環境計画(UNEP)は3月13日、各国の持続可能な生産と消費を可視化したオンラインツールをリリースした。171カ国について1990年から2015年まで25年間の生産と消費に関するデータをまとめている。
今回のツールは、財とサービスのサプライチェーンを考慮した上で、環境インパクトを分析した。同ツールで扱っている項目は、原材料、鉱物、二酸化炭素排出量、大気汚染、土地利用、生物多様性等のデータを、生産と消費の両面から過去推移を見ることができる。また国毎のデータを、さらにセクター別にブレイクダウンすることもできる。
同ツールは、政府関係者等に活用してもらうことを念頭に置いている。そのため、開発過程では、アルゼンチン、コートジボワール、カザフスタンの3カ国の政府とともに使い勝手を検証してきた。今後さらにブータンとルワンダの両政府でもテストを行い、改善していく予定。
今回のツールは、UNEPの他、One Planet Network、Life Cycle Initiativeが参加。International Resource Panel、ウィーン大学、オーストラリア連邦科学産業研究機構も協力した。また欧州委員会とノルウェー政府も支援した。
【参照ページ】New ‘hotspots’ tool pinpoints unsustainable consumption and production
【ツール】HOTSPOT ANALYSIS TOOL FOR SUSTAINABLE CONSUMPTION AND PRODUCTION
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