中国生態環境部は5月17日、大気汚染や水質汚染で重大な違反が見られる82社を「重点排出汚染リスト」に追加したと発表した。中国国営製鉄である宝鋼集団や中国鋁業集団の子会社もリスト入りしたことが注目を集めている。生体環境部は、四半期毎にリストを更新しており、今回は2018年第4四半期のもの。同部は、自動数値モニタリングで基準値を超えた企業をリストに入れている。
今回リスト入りの82社は、山西省20社、甘粛省8社、遼寧省8社、内モンゴル自治区6社、河南省5社。これら5省・区で全体の57.3%を占める。分野別では、下水処理場44社と最大。その他、大気汚染関連32社、水質汚染6社。
中国では、経済成長率が低迷する中、企業や地方政府が環境基準を勝手に引き下げる動きが出ているが、中央政府は監督を強化している。今回、国営企業に対しても同様に扱うことで、厳しく監督する姿勢を示した。
【参照ページ】生态环境部公布82家严重超标重点排污单位名单并对其中5家实行挂牌督办
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