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【国際】アリアンツGI、NGOシー・クリーナーズと海洋プラスチックごみ対策で提携

 保険世界大手独アリアンツの投資運用子会社アリアンツ・グローバル・インベスターズは6月7日、海洋プラスチックごみ清掃NGO「シー・クリーナーズ」と5年間のパートナーシップ契約を結んだと発表した。同社の顧客、従業員、取引先等が海洋プラスチック問題への関心を高められる機会を提供するとともに、海洋プラスチック回収船の開発も支援する。

 シー・クリーナーズは、ニュージーランドのNGOで、海洋環境保護及び海洋汚染問題の取り組んでいる。現在、同NGOは、幅49m、長さ70m、高さ61mの大型船「The Manta」を建造中で、2022年にプラスチック回収船として完成する見込み。沿岸部や河口等ごみ集中ポイントで展開し、年間1万tの海洋プラスチックごみを集めることができる予定だ。また船は、船体に風力発電や太陽光発電を備え、発電した電力でリグを動かし科学研究ができるようにもなっている。加えて、回収したもののリサイクルできないプラスチックごみは、エネルギー回収(サーマルリサイクル)によって船体や船内工場のエネルギー源とする。

 シー・クリーナーズは、学校やイベントを通じても海洋プラスチック問題の認知向上活動を行っている。アリアンツ・グローバル・インベスターズの社員も、シー・クリーナーズのイベントに参加したり、反対にシー・クリーナーズの幹部が、同社のサステナビリティ・イベントを支援したりする。

 同社は、ロンドン・オフィスで、以前から使い捨てプラスチックを削減する活動「Plastic Free Tuesday」を実施していたり、サンフランシスコ、香港、台湾でも海岸の清掃を社員たちが実施したりと意欲的に活動している。

 同社の運用資産残高は5,350億ユーロ(約65兆円)。全て、ESGを考慮したエンゲージメントの対象資産となっている。投資運用面でも、ESGファクターを組み込んだ戦略で118億ユーロ(約1.4兆円)、特定のSRI戦略を採用しているものが220億ユーロ(約2.6兆円)、インパクト投資が約60億ユーロ(約7,000億円)にまで増えてきた。

【参照ページ】AllianzGI partners with The Sea Cleaners to combat plastic pollution in the world’s oceans

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内藤 志穂

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所 リサーチャー

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