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【国際】ボルボ、ブロックチェーン活用のコバルト・サプライチェーン管理推進。紛争応物・児童労働対応

 スウェーデン自動車大手ボルボは8月2日、ブロックチェーン技術を活用して中国でリサイクルされたことを証明したコバルトを用い、電気自動車(EV)を生産したと発表した。ブロックチェーン技術を用いてコバルトのリサイクルを証明したことは世界初という。英ロイター通信が同日、報じた。

 コバルトは、EVバッテリーの原料として多く使われている。機関投資家の中で紛争鉱物や児童労働に関する関心が高まる中、当初は紛争鉱物としてみられていなかったコバルトも、紛争鉱物の一つとして認識されてきている。ボルボは今回、コンゴ民主共和国産コバルトのサプライチェーンをブロックチェーン技術で管理するプロジェクトも発表した。ボルボは2010年から中国の自動車大手・浙江吉利(Geely)傘下にある。

 今回活用されたブロックチェーンは、オラクルのプラットフォームを活用し、英Circulorが開発。EVバッテリーは、中国大手・寧徳時代新能源科技(CATL)が生産した。

 ボルボはまた、原材料サプライチェーンの監査諮問機関RCSグローバルが運営する原材料サプライチェーン・プロジェクトにも参加していることを強調。同プロジェクトには他に、米フォード、米IBM、韓国LG化学、中国Huayou Cobalt(華友鈷業)、英豪リオ・ティント、米ベスト・バイ、香港ノーブル・グループ、ルクセンブルクERG、蘭トラフィグラ、米AVX、日本のソニーが参加。経済協力開発機構(OECD)と責任ある鉱物イニシアチブ(RMI)も協力している。

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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