気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は8月8日、土地利用変化(LUC)と気候変動に関する特別レポート「気候変動と土地に関する特別レポート(SRCCL)を発行した。土地利用変化とそれに深く関連する食糧生産が気候変動の未来を左右すると注視を呼びかけた。
今回のレポートは、9月にインド・ニューデリーで開催される国連砂漠化対処条約第14回締約国会議(COP14)と、12月にチリ・サンティアゴで開催される国連気候変動枠組条約第25回締約国会議(COP25)を意識して発行された。また、今回のレポートは、半数以上が発展途上国の執筆者によって書かれたことも大きな特徴の一つ。
同レポートは、人口増加が予想される中、食料生産性を大幅に上げる必要を強調。それに伴い、バイオ燃料等の植物由来のエネルギー源については可能性は限られていると慎重なアクションを求めた。さらにバイオ燃料の生産については、食料安全保障、生物多様性、土地劣化等を考慮するよう注文をつけた。
【参照ページ】Land is a Critical Resource, IPCC report says
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