国連環境計画(UNEP)は11月13日、プラスチック包装・容器に関する政策及び実施の不徹底が東南アジア諸国10ヵ国でのプラスチック廃棄物問題を悪化させているとするレポートを発表。東南アジア諸国に対し、海外からのプラスチック廃棄物輸入を禁止するだけでなく、国内産出のプラスチック廃棄物をモニタリング及びリサイクルするための技術開発も重要との見方を示した。
世界の海洋プラスチック産出の上位5ヵ国のうち、東南アジア諸国が4カ国を占める。海洋プラスチックは、海洋汚染だけでなく、観光、漁業、海運等の経済活動にも打撃を与え、損失は年間13億米ドルと試算されている。
UNEPは目下、スウェーデン国際開発協力庁(SIDA)、東アジア海洋調整機関(COBSEA)と共同で、東南アジアでのサーキュラーエコノミー推進に取り組んでいる。
【参考】【東南アジア】UNEP、スウェーデン政府、COBSEA、東南アジア諸国での廃プラスチック・リサイクル強化で連携(2018年9月15日)
また、シンガポールのサーキュラーエコノミー推進企業GA Circularも11月、東南アジアでのペットボトル・リサイクル率を上げるため、産業界を上げて、プラスチック包装・容器回収のための組織を創設することを提言した。
【参照ページ】UNEP report warns plastic policies lagging behind in South-East Asia
【参照ページ】ACCELERATING THE CIRCULAR ECONOMY FOR POST-CONSUMER PET BOTTLES IN SOUTHEAST ASIA
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