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【ルワンダ】J&J、ルワンダ政府にエボラウイルスのワクチン20万本無償提供。ヤンセンファーマ製

 医薬品世界大手米ジョンソン・エンド・ジョンソンは12月8日、同社傘下のヤンセンファーマを通じ、コンゴ民主共和国で猛威を振るうエボラ出血熱からルワンダ国民を守るため、ルワンダ政府が主導する免疫プログラムを支援。同国に対し、エボラ出血熱ワクチン20万本を提供すると発表した。

 世界保健機関(WHO)は7月17日、コンゴ民主共和国におけるエボラ出血熱の蔓延に関し、国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)を宣言。症例3,300人、死者2,200人が報告され、2014年から2016年、西アフリカでの流行に次ぐ規模となっている。国境を越えた感染への懸念が高まる中、今回同社が対策を講じた。

【参考】【国際】WHO、コンゴ民主共和国のエボラ出血熱に「緊急事態」(2019年7月21日)

 ヤンセンファーマは、2014年のエボラ出血熱流行以来、同ワクチンへ巨額の投資を実施。Bavarian Nordicや米国生物医学先端研究開発局(BARDA)、米国保健福祉省(HHS)事前準備・対応担当次官補局(ASPR)、EU「ホライズン2020」プログラムより資金調達する革新的医薬品イニシアティブ(IMI)、アメリカ国立衛生研究所(NIH)等と協働してきた。

 WHOの予防接種に関する専門家の戦略的諮問委員会(SAGE)は5月、同社のワクチンを、エボラ出血熱を食い止める取り組みとして評価。コンゴ民主共和国民、約1,300人を含むアフリカや欧米からのボランティア8,000人が、ワクチンの研究に参画した。ヤンセンファーマの「Ad26.ZEBOV」、Bavarian Nordicの「MVA-BN-Filo」のエボラウイルスに対する免疫反応の頑健性を確認している。

【参照ページ】Johnson & Johnson Announces Commitment to Support Republic of Rwanda’s Preparedness Against Ebola Outbreak

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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