保険世界大手米メットライフは1月10日、保険業界として初となるFitwel認証の取得を発表した。グローバル本社を含む、従業員4,000人以上が勤務する米国オフィス3拠点でFitwel認証を取得した。
同認証は、オフィス利用者の安全性や身体的活動を促進する方法、周辺環境への健康影響等に基づき、ビルのインパクトを評価したもの。認証取得した同社オフィスには、瞑想室やジム、授乳室、ランニングマシン付きデスクのある会議室等が設置され、食堂における健康的な食事や飲料が提供される。また、同社運用子会社メットライフ・インベストメント・マネジメント(MIM)でも、ポートフォリオ内の不動産3つ合計200万平方フィートのオフィススペースにおいて同認証を取得した。
これまでもメットライフおよびMIMは、自社および投資ポートフォリオ内のオフィス66箇所、合計3,000万平方フィートにおけるLEED認証取得や、国連責任投資原則(PRI)等に取り組んできた。2019年には、米環境保護庁(EPA)より「ENERGY STAR Partner of the Year Award」を授与されている。
【参考】【アメリカ】メットライフ運用子会社MIM、ESG投資額が5.9兆円に。AUM全体の8% (2019年4月29日)
【参考】【アメリカ】メットライフ、2016年末までに業界初となるカーボン・ニュートラル達成へ(2015年11月27日)
同認証の認証機関Fitwelは、米疾病予防管理センターおよび共通役務庁による合同イニシアチブ。公衆衛生の向上を目指すNGO「Center for Active Design(CfAD)」により運営される。同機関は2019年10月、安全性認証機関ULら30社と提携し、アジア支部「Asia Advisory Council」を設置する等、拡大を進めている。
【参照ページ】30 leading organizations across real estate, sustainability, and academia commit to advising Fitwel on expansion in Asia
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