中国IT大手アリババは2月6日、浙江省に続き、湖北省、湖南省、貴州省、河南省、天津、江蘇省、河北省を含む28の省、自治区、市町村との間で「デジタル流行防止システム」を構築したと発表した。新型コロナウイルスの流行を止めるため、政府、医療機関、住民、地域コミュニティの4つを連携させて、情報を提供を開始した。
同システムでは、感染状況情報の収集、感染の手掛かりの提供、医療観察、リアルタイムの感染の動態、オンラインでの専門的な相談、旅行者の照会等の機能を搭載。特に、健康相談グループと医療観察サービスグループに参加することで、グループ内の医師とリアルタイムでやり取りし、健康状態を毎日チェックできる。いつでも医師とオンラインで面会することも可能だという。浙江省だけで400人以上の医療関係者がオンラインで対応している。
また即時情報システムでは、疑わしい症状のある人を自主報告する機能も設け、迅速に関係者が対応できるようにした。これにより感染経路や次の感染を防ぐという。また住民は新規感染の動向をリアルタイムで把握できる。
政府も、同システムでの行政アクションを強化するため「オンライン感染防止対策室」を設け、感染と物資不足の情報の集約化を図っている。
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