米CDC財団は3月12日、新型コロナウイルスのパンデミックに対処するため、クラウドファンディングを開始すると発表した。CDC財団は、感染症対策当局の疾病予防管理センター(CDC)を支援するため、米連邦議会が設立した財団。クラウドファンディングは、コロナウイルス対策キャンペーン「All of Us: Combat Coronavirus」の一環として実施する。
同財団は1月、緊急対応基金を設立。これまで公衆衛生研究所12機関に対し、実験装置購入や時間外勤務契約、検疫後の個人へのケア、医療物資の支援等を行ってきた。今回は、公衆衛生従事者の現場のニーズに応えた同基金への追加支援を資金使途とし、募集金額は数億米ドル。クラウドファンディング大手Charidy.comと協働し、コロナウイルスの緊急対応を促進する。
追加支援内容としては、地域コミュニティのコロナウイルスの予防・検出・対応の支援、最前線のニーズの充足に必要なスキルを備えた人員配置、隔離された人々への食料や医療物資等の必需品供給、予防促進に向けた教育や啓発キャンペーンの展開、グローバルでの対応に向けたインフラ構築等とした。
緊急対応基金に対しては、SCジョンソンが3月13日に100万米ドルの寄付を表明。ウォルグリーンも10万米ドルを寄付する。フェイスブックは3月13日、ユーザーが同基金に寄付できるプラットフォームを設置し、同社としても1,000万米ドルのマッチング寄付を実施すると表明した。
【参照ページ】CDC Foundation Launches Crowdfunding Campaign To Extend And Accelerate Public Health Coronavirus Response
【参照ページ】SC Johnson Contributes $1 Million to CDC Foundation's Emergency Response Fund to Fight COVID-19
【参照ページ】Facebook Provides $10 Million Matching Gift To Inspire Others To Help Fight COVID-19
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