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【国際】中国テンセント、UN75キャンペーンで国連と提携。WHOには11億円寄付と人工知能技術を提供

 国連と中国IT大手テンセントは3月30日、国連が75周年を記念して進める「UN75」キャンペーンで、パートナーシップを締結した。テンセントが、オンライン会議システム「VooV Meeting」や、チームワークアプリ「WeChat Work」、人工知能プラットフォーム「Tencent Artificial Intelligence Simultaneous Interpretation(Tencent AI SI)」を提供し、キャンペーンを盛り上げる。

 UN75キャンペーンは、2019年10月に国連が発表し、2020年1月に正式に発足した。テーマは「未来志向の対話」。国連は、「オンラインとオフライン、そしてフォーマル、インフォーマルな対話により、UN75はできるだけ多くの人々、理想的には193の国連加盟国すべての人々を巻き込んでい」くとしている。

 キャンペーンでは3つの行動を呼びかけている。「人々をつなげよう」「人々の声を増幅させよう」「行動のきっかけをつくろう」。国連のUN75チームは、議論の主な成果を実証するためのグローバル・プラットフォームを開発中。最終的に出てきた見解やアイデアは、9月に国連総会で開催予定のハイレベル会合の場に持ち込むという。UN75キャンペーンは、オンライン上での1分間サーベイも実施中。

 またテンセントは4月3日、世界保健機関(WHO)の「新型コロナウイルス連帯対応基金(COVID-19 Solidarity Response Fund)」に1,000万米ドル(約11億円)を寄付。さらにパンデミックと戦うため、テンセントがオンラインでの医療サービスを提供することで合意した。さらに4月5日、テンセントの人工知能を用いた新型コロナウイルス感染の自己診断ツールを展開していくことで、WHOとテンセントが合意。WHOに全面的に協力する姿勢を示している。

【参照ページ】The United Nations and Tencent Announce A Global Partnership
【参照ページ】WHO and Tencent Deepened Collaboration to Fight Against COVID-19
【参照ページ】Tencent Open-sources Another AI-powered Tool to Help Conduct Preliminary Self-evaluation Regarding COVID-19 Infection
【参照ページ】UN75

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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