
欧州保険・企業年金監督局(EIOPA)は4月30日、保険会社に対するマクロ・プルーデンス規制であるソルベンシーⅡ規則のレビュー提言を欧州委員会に提出する期限を2020年12月末に延期することを決定した。欧州委員会も同意済み。新型コロナウイルス・パンデミックの影響を受けての判断。
【参考】【EU】EIOPA、保険規制「ソルベンシーII」において気候変動シナリオ分析重要とする意見書発表(2019年10月4日)
【参考】【EU】EIOPA、保険会社規制ソルベンシーII改正のパブコメ募集開始。気候変動リスク等考慮盛り込む(2019年6月7日)
ソルベンシーⅡは、保険会社に対し長期的なリスクに対応するため経営点検を行うために2016年に導入されたEU規則。ソルベンシーⅡでは、欧州委員会に対し2020年末までにレビューを行うことを義務付けており、EIOPAは4月1日までにレビューすべき技術的内容をアドバイスする「全体的インパクト評価(Holistic Impact Assessment)」を提出することとしていた。だが、新型コロナウイルス・パンデミックの影響を受け、3月17日に提出を6月1日までに行うことを決定。そして今回、提出期限を12月末に再延期した。
EIOPAは、今回の決定に際し、対応の遅延だけでなく、新型コロナウイルス・パンデミックよってもたらされる要素を「全体的インパクト評価」の中に盛り込むと説明した。そのためEIOPAは7月から9月中旬まで保険会社からの情報収集を実施し、最新の情報を得た上で、「全体的インパクト評価」を欧州委員会に提出する。
【参照ページ】EIOPA revises its timetable for advice on Solvency II Review until end December 2020
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