欧州保険・企業年金監督局(EIOPA)は9月30日、EUで進めるサステナブルファイナンス政策のため、保険会社に対する財務健全性規制「ソルベンシーII」上の義務と気候変動リスクに関する意見書を発表した。
【参考】【EU】EIOPA、保険会社規制ソルベンシーII改正のパブコメ募集開始。気候変動リスク等考慮盛り込む(2019年6月7日)
EIOPAは、気候変動により、移行リスクと物理低リスクの頻度とインパクトに関する不確実性は増していると指摘。保険会社はこれらリスクに無関心でいてはいけないとした。そのため、保険会社は、リスクマネジメントのために気候変動シナリオ分析をすることが重要と強調した。また、保険を引受けている行為が、どのように環境に影響を与えるかを考慮すべきとし、気候変動を悪化させる分野への保険提供に警鐘を鳴らした。また、気候変動の緩和や適応のため新たな保険商品開発も促した。
【参照ページ】EIOPA issues opinion on sustainability within Solvency II
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