欧州保険・企業年金監督局(EIOPA)は6月3日、EUで進めるサステナブルファイナンス政策のため、保険会社に対する財務健全性規制「ソルベンシーII」にサステナビリティ概念を盛り込む改正要綱を公表し、パブリックコメントの募集を開始した。締切は7月26日。9月30日にEIOPAとしての最終見解をEUの各機関に提出する。
【参考】【EU】EIOPAとESMA、サステナビリティリスクを組み込む関連EU指令改正検討着手。AIFMD、UCITS、MIFID等(2018年8月12日)
今回の改正のポイントは、保険会社や再保険会社に対し、気候変動リスクを中心としたサステナビリティリスク概念を盛り込むもの。保険会社が実施している投融資と保険引受の双方に影響を与える。保険外車の運用関係者に課せられている行動基準原則「プルーデント・マン・ルール(プルーデント・パーソン・ルール)」にも、サステナビリティリスクの考慮が義務化される予定。
パブリックコメントでは、EIOPAがまとめた保険会社とサステナビリティに関する前提や考え方に対し、数十の設問を設定。広く関係者からの意見を募る。
【参照ページ】EIOPA launches consultation on opinion on sustainability within Solvency II
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