米玉子食品大手マイケルフーズは5月18日、米代替プロテインJUST(Eat JUST)と独占的パートナーシップを締結したと発表した。マイケルフーズが、JUSTが開発した植物由来の代替玉子製品「JUST Egg」の生産、供給、流通に関する排他的ライセンスを獲得した。
マイケルフーズは、1908年設立の玉子食品大手。本社はミネソタ州。主力玉子製品には、「Papetti’s」「Abbotsford Farms」「Davidson’s Safest Choice」等がある。2014年には米加工食品大手ポスト・ホールディングスの傘下に入った。
一方、JUSTは、2011年にカリフォルニア州サンフランシスコで創業の代替プロテイン・スタートアップ企業。2013年には、エンドウ豆、ヒマワリレシチン、菜種キャノーラを原料とし、動物肉やグルテンを一切使わない代替玉子製品「Beyond Egg」と、Beyond Eggを用いたマヨネーズ「JUST Mayo」の販売を開始。2018年には遺伝子組換え作物ではない緑豆を原料とした新たな代替玉子製品「JUST Egg」の販売も始めた。他にも培養細胞から生成する代替鶏肉や代替豚肉、代替牛肉「JUST Meat」の開発も行っている。
今回の提携では、マイケルフーズの製造能力と販売力を活用し、JUST Eggで市場をとりにいく戦略。製品は、スクランブルエッグ用の流体玉子タイプと卵焼きタイプの2種類。ウォルマート、クローガー、ホールフーズ、セーフウェイ、アマゾン等のチャネルで販売される。ユダヤ律法に準拠している「コーシャ認証」も取得した。
今回の提携では、通常の玉子と比べ、水消費量を98%、土地利用面積を86%、二酸化炭素排出量を93%削減できるという。
【参照ページ】MICHAEL FOODS ANNOUNCES GROUNDBREAKING PARTNERSHIP WITH JUST
【画像】Michael Foods
【企業サイト】Eat JUST
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