中国湖北省武漢市政府は5月20日、野生動物の食用を全面的禁止する通知「野生動物の食用全面禁止・野生動物厳格保護管理に関する市人民政府通知」を発した。有効期間は5年間。野生動物の食用については、新型コロナウイルス感染症の発症との関連性も指摘され、今回の措置にもつながったと思われるが、通知の中に新型コロナウイルスに関する文言はなかった。
同通知は、全国人民代表大会常務委員会の決定、湖北省人民代表大会常務委員会の決定、湖北省人民政府弁公庁の通知を根拠法とした。食用禁止対象は、全ての陸上野生動物、国家重要保護指定の水生野生動物、法律で食用が禁止されているその他動物とした。食用のために捕獲することも禁止した。また食用目的で野生動物を人工繁殖させることも禁止した。
また、違法な野生動物のオンライン、商品取引市場、農業市場等での取引も禁止した。食用のために捕獲等を認めてきたライセンスについても新規発行を停止するともに、既存のライセンスも自動的に無効になると通知した。
それに伴い、監督と取締も強化すると伝えた。
【参照ページ】市人民政府关于全面禁止食用野生动物严格野生动物保护管理的通知
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