小売世界大手米ウォルマートは6月8日、米国店舗で販売しているPB「Great Value」のツナ缶でのマグロ調達を、海洋管理協議会(MSC)が管理しているMSC認証を取得しているもの、もしくはMSCが認証取得に向け支援しているプログラム「Fishery Improvement Project(FIP)」に参加している事業者からのものかに100%切り替えると発表した。
同社は、今回の決定について、魚介類は重要なタンパク源であるとともに、世界中で人々の所得の源泉ともなっている一方、国連の報告によると世界の3分の1の漁業事業者は持続可能な漁獲量を超えていると前提を説明し。同社は、持続可能な食品を手頃な価格で提供することが同社の役割と捉えているためと表明した。
また同社は、PB商品での認証まぐろへの切り替えは、NB商品での認証取得を後押しする影響を持つとも言及。同社は、サプライヤーに対し、米NGOのSustainable Fisheries Partnershipと共同管理している「魚介類指標システム」を用いた進捗報告を課しており、NB商品提供企業とっても大きなプレッシャーとなるという。2025年までに全店舗のまぐろ関連商品は全てMSC認証またはFIP参加事業者からのものになるだろうという展望もみせた。
【参照ページ】Walmart’s Sustainability Efforts Take to the Seas with MSC-Certified Sustainable Private Brand Canned Tuna
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