
米航空機用電動機スタートアップmagniXと米航空機エンジニアリング・スタートアップAeroTECは5月28日、電動セスナ機「eCaravan」の30分間の初試験飛行に成功した。飛行に成功した電動航空機では世界最大。飛行テストは、ワシントン州のグラント郡国際空港にあるAeroTECの飛行試験センターで実施された。
今回初飛行に成功したのは、セスナ社の「Cessna 208B Grand Caravan」を完全電動化した機体。全長12.67m、全幅15.8mの高翼単発ターボプロップ機。magniXが750馬力(560kW)の推進器「magni500」を開発し、動力として換装した。元の推進器はプラット・アンド・ホイットニー・カナダのターボプロップエンジン「PT6A-114A」(675馬力)で、今回高い互換性が確認された。
両社は、今回の試験飛行成功を、「magni500」の認可に向けた重要なステップと位置づけており、今後の他の機体でも換装を実施していく考え。AeroTECのCEOによると、まだ当局からの公式許可を得るロードマップはない。だが、両社は、ゼロエミッション型の航空機実現に向け、今後も開発を進めていく。
magniXは、ニュージーランド人富豪リチャード・チャンドラー氏が経営するシンガポール企業クレルモン・グループが100%出資し、2009年にオーストラリアで創業したが、2017年に米ワシントン州に本社を移した。一方、AeroTECは2001年に、航空機開発試験のワンストップ・ソリューション企業として創業し、2003年にボーイングの飛行場に移転。現在は、自前の飛行試験センターも持っている。
【参照ページ】MAGNIX AND AEROTEC ANNOUNCE SUCCESSFUL FIRST FLIGHT OF THE WORLD’S LARGEST ALL-ELECTRIC AIRCRAFT
【参照ページ】All Electric Cessna 208B Grand Caravan
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