独最大財団のベルテルスマン財団と持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)は6月30日、各国の国連持続可能な開発目標(SDGs)達成状況を分析したレポート「SDG Index and Dashboards Report」の2020年版を発行した。同レポートは2016年から発行しており今年で5回目。166カ国について分析した。
SDG Index 2020
- スウェーデン(84.72)
- デンマーク(84.56)
- フィンランド(83.77)
- フランス(81.13)
- ドイツ(80.77)
- ノルウェー(80.76)
- オーストリア(80.70)
- チェコ(80.58)
- オランダ(80.37)
- エストニア(80.06)
- ベルギー(79.96)
- スロベニア(79.80)
- 英国(79.79)
- アイルランド(79.38)
- スイス(79.35)
- ニュージーランド(79.20)
- 日本(79.17)
- ベラルーシ(78.76)
- クロアチア(78.40)
- 韓国(78.34)
上位3位は、多少の順位の入れ替わりはあったが、今年も北欧3カ国が独占した。その後も欧州勢が続く状況も変わらず。日本は2つ順位を落とし17位だった。
日本の状況は、目標4「教育」、目標9「産業・イノベーション・インフラ」、目標16「平和と正義」では、全ターゲット達成で「グリーン」評価。一方、目標5「ジェンダー平等」、目標13「気候変動」、目標14「海洋生態系」、目標15「陸上生態系」、目標17「パートナーシップ」では、最低の「レッド」評価だった。さらに改善傾向度では、目標10「格差」では悪化していた。
(出所)SDG Index
また今年は新型コロナウイルス・パンデミックでの対応度に関するランキングも発表された。経済協力開発機構(OECD)加盟33ヶ国の中で、首位は韓国。その後、ラトビア、オーストラリア、リトアニア、エストニアと続き、日本は6位だった。
【参照ページ】PRESS RELEASE: SUSTAINABLE DEVELOPMENT REPORT 2020
【参照ページ】SDG Index
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら