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【アメリカ】トランプ大統領、ByteDanceに対し米国でのTikTok事業を90日以内に売却するよう命令

 米ドナルド・トランプ大統領は8月14日、国防生産法第721条を根拠に、TikTok運営の中国ByteDance(字節躍動)に対し、米国内におけるTikTok運営権を売却するよう命ずる大統領令を発した。トランプ大統領は8月3日にもTikTokとの取引を大幅に制限する大統領令を発していたが、ついに直接的に売却を命ずる命令を出した。これら一連の動きにTikTokは反発している。

 今回の大統領令では、ByteDanceは米国の安全保障の脅威を与えていることを信じる信頼性の高い証拠があると明言した。米国でのTikTok事業は、元々はMusical.lyが同名のアプリでサービス展開していた事業が元になっており、2017年11月にByteDanceが買収し、2028年8月にTikTokに事業統合したもの。今回の大統領は、その点について、ByteDanceがMusical.lyを買収することにつながった取引を禁止し、さらにByteDanceが米国でのMusical.lyに対する所有権も禁止すると断言した。

 その上で、ByteDanceによる米国でのMusical.ly事業獲得禁止を履行するために、ByteDanceに対し、90日以内にMusical.ly、すなわちTikTok事業に関する権益を売却することを命じた。期日は30日以内もしくは対米外国投資委員会が認める期日まで延長する可能性がある。売却を命じられた権益には、米国内でのTikTok運営に関連する全有形資産・無形資産と米国のユーザーに関する全データが含まれる。売却後には、米国に関する全データを消去することも命じた。さらに売却先については、対米外国投資委員会による承認を条件に課した。また審査では、売却先が米国人が所有する法人か否か、ByteDanceとの関係性があるかをチェックすると言及した。

 8月3日に発令した大統領では、米国人及び米国法人に発令45日後からTikTokとの全取引を禁止すると命じており、事実上45日後には事業運営が一切できなくなる状態に陥る。

【参照ページ】Subject: Order Regarding the Acquisition of Musical. ly by ByteDance Ltd
【参照ページ】Executive Order on Addressing the Threat Posed by TikTok

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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