医薬品世界大手米アムジェンは1月11日、2027年までの中期環境目標を発表した。その中で、二酸化炭素排出量については、スコープ1とスコープ2のネット排出量を2027年までにゼロ(カーボンニュートラル)にすると表明した。中期目標のために、2億米ドル(約208億円)以上を投資する。
今回発表した2027年目標は、スコープ1とスコープ2の二酸化炭素排出量をネットゼロ、水消費量を2007年比40%減(現在30%減達成)、廃棄物量を2007年比75%減(現在28%減)。
達成に向けては、事業所での太陽光発電パネル敷設や社用車の電気自動車(EV)化を進め、二酸化炭素排出量を減らす。それでもゼロにできない分については、炭素固定や炭素回収のための技術開発にも投資していく。水消費量では、廃水の水還元を強化しつつ、旱魃対策も進める。廃棄物削減では、使い捨てプラスチック削減等を進める。
スコープ3の排出量については、今回は目標を設定しなかったが、原材料サプライヤーに対し、二酸化炭素排出量の削減目標設定を促していくとした。
【参照ページ】Amgen To Achieve Carbon Neutrality By 2027
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