英外務・英連邦・開発省は4月18日、新型コロナウイルス・パンデミックで、ユニリーバと共同で発足した発展途上国への石鹸及び消毒薬の提供キャンペーンの成果を報告。すでに衛生設備が整っていない途上国で10億人に物資を提供することができたと発表した。
同キャンペーンでは、公共施設の消毒や、効果的な手洗い等の衛生スキルを医療従事者や教師等14万人に研修を実施。手洗い設備の提供は50万ヶ所に及ぶ。37ヶ国では、テレビ、ラジオ、SNSを通じ、石鹸での手洗いや消毒のメリットを啓蒙する宣伝活動を展開。南スーダンやバングラデシュのコックスバザール等の人道危機に直面している地域では、難民向けの活動も行った。
また同キャンペーンでは、ユニリーバの衛生関連製品7,500万個を60ヶ国に無償で配布し、配布数は当初予定の3倍以上。活動では、ロンドン大学衛生熱帯医学大学院の専門家や、国連児童基金(UNICEF)、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)等の21のパートナー機関も現地活動で協力した。英医療NGOのPopulation Services InternationalはWhatsAppのチャットボットで医療従事者向けのトレーニングを行うツールを開発し、現地活動を支援した。
【参照ページ】UK aid and Unilever reach 1 billion people with global hygiene campaign to tackle COVID-19
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