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【イギリス】政府、交通・運輸業界の2050年ロードマップ公表。デジタル化、自動化、脱炭素を融合

 英ビジネス・エネルギー・産業戦略省所管のイノベーション支援機関Innovation UKは8月5日、英国での陸上、海上、航空での交通・運輸のロードマップを示した「UK Transport Vision 2050」を発表した。カーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)だけでなく、包括的な業界ロードマップを示した。

 同レポートは、英国の交通・運輸業界について、2019年の付加価値が1,090億ポンド、英国の経済アウトプットの5.5%を占めていると分析。また二酸化炭素排出量の27%を占めていることを議論の出発点においた。

 同レポートでは、デジタル化、交通機関への接続性、カーボンニュートラル、顧客需要の変化、物流の再構成等を包括的に検討。「需要」「接続性」「エネルギー」「自動化」「ビジネスモデル」「インフラ」の5つの観点からロードマップを示した。今回のロードマップが、英政府としての官民双方での統合ビジョンとして機能していくことになる。また、ロードマップに関連する様々な議論を活発させる。

 Innovation UKは、2007年以降、交通・輸送の分野に45億ポンドの資金を拠出してきた。今回のロードマップにより、業界全体のファイナンスの活性化を狙う。大きな転換課題としては、サプライチェーン、エネルギー、デジタル化、需要を抑制する責任、投資の協調を掲げ、関連の業界も巻き込みながら、構造転換を進めていく考え。

【参照ページ】UK Transport Vision 2050

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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