石油化学世界大手サウジ基礎産業公社(SABIC)とマレーシアのプラスチックリサイクルHHIは11月29日、河川や海岸から50km以内の内陸部で回収したプラスチックごみをケミカルリサイクルすることで協働すると発表した。第三者認証も取得する。海洋プラスチックごみから、高品質の再生素材を製造するのは今回が初。
今回発表のスキームでは、HHIのパートナー企業が、水系からプラスチック廃棄物を回収。それを原料にHHIがケミカルリサイクルする。環境NGOのZero Plastic Oceans(ZPO)が再生素材の認証を提供。その上で、SABICが、再生素材を原料とし、サーキュラーエコノミー型素材「TRUCIRCLE」ブランドのポリオレフィンを生産する。
両社は、今回のアクションは海洋や水系の保全だけでなく、再生プラスチック需要を高めることで地域コミュニティの付加価値創出に寄与すると語った。
【参照ページ】SABIC CREATES THE FIRST CERTIFIED CIRCULAR POLYMERS FROM ADVANCED RECYCLING OF RECOVERED OCEAN-BOUND PLASTIC
【画像】SABIC
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