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【国際】LanzaTech、ZARAにCO2再生ポリエステル糸を提供。アルセロール・ミタルとの連携も強化

 米カーボンリサイクルLanzaTechは12月13日、アパレル世界大手スペインのインディテックスの主要ブランド「ZARA」がデザインするカプセルコレクションで、カーボンリサイクルで生産した生地「CarbonSmart」が採用されたと発表した。回収した二酸化炭素が、アパレル生地に再生された。

 今回の二酸化炭素は、製鉄所で回収。微生物発酵プロセスを通じて、エタノールを生産し、インディア・グリコールがモノエチレングリコールに加工。Far Eastern New Century(FENC)がポリエステル糸を生産した。同社は、産業廃棄物以外でも、農業廃棄物や家庭廃棄物から回収した二酸化炭素からもエタノールを生産することができる。

 また同社は12月9日、製鉄大手アルセロール・ミタルから4度目の出資も受けたことも発表している。出資額は3,000万米ドル(約34億円)。アルセロール・ミタルが3月に設立したイノベーションファンド「Xcarb」を通じて出資を受けた。

 アルセロール・ミタルは、2022年末までに炭素回収・再生プラント「Carbalyst」を1.8億ユーロ(約230億円)をかけて進めている。同プロジェクトは「Steelanol」の名でも知られており、EUの「Horizon 2020」や欧州投資銀行(EIB)からも補助金やファイナンスを受けている。LanzaTechの技術を用いて、同製鉄プラントの排出量を年間12.5万t削減できる上、年間8,000万lのエタノールを生産することができる。

【参照ページ】LanzaTech and Zara Collaborate to Create a Capsule Collection Made from Recycled Carbon Emissions
【参照ページ】ArcelorMittal expands partnership with carbon capture and re-use specialist LanzaTech through US$30 million investment

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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