英サーキュラーエコノミー推進NGOのWRAP(Waste & Resources Action Programme)は12月16日、消費財大手ユニリーバ、小売大手アズダとの間でパートナーシップを締結。消費者の日常的な買い物で、詰替え販売や再利用可能な容器の利用を活発化させるため、行動変動の阻害要因を包括的に調査する世界初のプロジェクトレポートを発表した。英政府のイノベーション機関Innovate UKも、調査費用の一部を拠出した。
今回実施した調査では、買物客が自宅で買物を計画し、店頭で買物し、自宅に戻ってから仕舞うまでの行動パターンを綿密に調査した。その結果、消費者の3分の2は、プラスチック汚染問題を懸念しており、67%が持続可能な買い物をしてプラスチック汚染を減らすことに関心があることがわかった。その上で、詰替え販売品の使用には前向きだが、もっと簡単にする必要があるということもわかった。
多くの人は、広く普及していないことや、新たに挑戦すること、詰替品購入の計画に時間と労力を要すること、「面倒くさい」こと、コストが高いイメージがあること等を障壁としてあげていた。
アズダは今回の結果を受け、詰め替えの手間をできるだけ省き、かつコスト効率の良い新しい方法を常に考案する必要があると述べ、通常の販売手法よりも安く販売することをもざす必要がある語った。