Skip navigation
サステナビリティ・
ESG金融のニュース
時価総額上位100社の96%が
Sustainable Japanに登録している。その理由は?

【フランス】Carbios、酵素ケミカルリサイクル技術の最終技術検証フェーズ完了。繊維廃棄物リサイクル促進

 仏再生プラスチック・ベンチャーCarbiosは3月10日、同社開発の酵素ケミカルリサイクル技術「C-ZYME」の最終技術検証フェーズが完了し、有用性が確認されたと発表した。

 同アクションは、Carbiosとフランス環境・エネルギー管理庁(ADEME)と共同出資で展開する廃棄プラスチックとPET繊維のケミカルリサイクルプロジェクト「CE-PET」の一環。検証は、バイオ技術推進官民コンソーシアム仏トゥールーズ・ホワイト・バイオテクノロジー(TWB)と協働で進めている。

 世界のポリエチレンテレフタレート(PET)の生産量は年間約9,000万tで、その3分の2以上が繊維製造に使用されている。繊維廃棄物のリサイクル率13%程度で、詰め物、断熱材、ぼろ布等へのダウンサイクルが主流で、サーキュラー性が高いと言えない。

 同社は、酵素技術のみで、着色済み繊維廃棄物から白色のリサイクル再生PET(rPET)繊維へのケミカルリサイクルの実証に成功。2020年11月には、繊維廃棄物から透明のサイクル再生PET(rPET)の製造も行っており、食品との接触検証テストにも合格した。

【参考】【フランス】Carbios、アパレル・ポリエステル廃棄物からPETを生成するケミカルリサイクル技術開発に成功 (2020年11月25日)
【参考】【フランス】Carbios、酵素ケミカルリサイクルで食品グレードのPET開発に成功。世界初 2021/06/26

 EUでは、2025年1月1日から、繊維廃棄物の分別回収が義務化予定。サーキュラーエコノミーへの移行に向け、同社技術の拡大に期待が寄せられる。

【参照ページ】Carbios takes textile circularity a step further with its enzymatic recycling technology

author image

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

この記事のタグ

Sustainable Japanの特長

Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。

  • 時価総額上位100社の96%が登録済
  • 業界第一人者が編集長
  • 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
  • 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする

※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら

"【ランキング】2019年 ダボス会議「Global 100 Index: 世界で最も持続可能な企業100社」"を、お気に入りから削除しました。