
金融世界大手スイスUBSは6月8日、ファミリーオフィスの資産運用動向を調査したレポート「グローバル・ファミリーオフィス・レポート2022」を発表した。グリーンウォッシュに警戒していることが明らかとなった。
同調査は、世界のファミリーオフィス221機関から回答を得た。ESG投資の実施状況は、56%の機関が実施しており、前年調査から横ばい。地域毎には中東・アフリカが70%、西欧65%、中南米61%、アジア太平洋53%、スイス48%、米国39%の順。
ESG投資の戦略では、ネガティブスクリーニング型が38%で最多かつ前年から5ポイント上昇。ESGインテグレーションは31%で前年から3ポイント減。インパクト投資は24%で前年から1ポイント減だった。
またESG投資商品に対するデューデリジェンスに関しては、強化しているとの回答が53%と多かった。内容には、グリーンウォッシュ防止、インパクト測定等が含まれる。サステナビリティインパクトの大きい分野への投資拡大が41%、ESGパフォーマンスの高い投資の拡大が34%、プライベートエクイティでの投資先経営陣とのエンゲージメントが25%という状況だった。
投資アセットクラスでは、2021年の平均的なファミリーオフィスでは、上場株式32%、債券15%、不動産12%、プライベートデット2%。プライベートエクイティは、2019年の16%から2021年には21%へと大きく伸長している。
同社の運用子会社UBSグローバル・ウェルス・マネジメントは6月9日、ニューバーガー・バーマンと協働で、ESGエンゲージメント型の債券ファンドを発表。国連持続可能な開発目標(SDGs)への貢献に沿った目標について、発行体全てとエンゲージメントを行う投資戦略。エンゲージメントの進捗状況を定期的に開示していくという。
同「ニューバーガー・バーマン・グローバル・ハイイールドSDGsエンゲージメント・ファンド」は、スイス及び一部世界のUBS顧客に対し、6ヶ月間は独占的に販売され、その後、米国を除く世界中の適格投資家に販売される。
【参照ページ】Global Family Office Report 2022
【参照ページ】Together with UBS, Neuberger Berman revamps Global High Yield Fund to align with United Nations Sustainable Development Goals
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