スペイン電力大手イベルドローラは6月30日、アイルランドミース州で同国初の商用規模蓄電システム「ゴーマン」を稼働を開始したと発表した。サッカー場程の広さの土地に、モジュール4,000個以上を設置したコンテナ16個を敷設。蓄電設備容量は50MW。将来100MWまで拡大する。
同社はすでに、全世界で蓄電設備容量193MWを確保済み。1,100MW規模までの拡大を目指している。アイルランドでは、2025年までに陸上再生可能エネルギー及び蓄電池の新規プロジェクトに、最大1億ユーロ(約139億円)投じる予定。 今回のアクションもその一環。
アイルランドでは、国営送電EirGrid及びSONIが開発した高速調整力を活用したプログラム「DS3(Delivering Secure Sustainable System)」が導入され、系統安定化が図られてきた。今回稼働のゴーマンの蓄電は、EirGridに6年間供給。電力の安全供給を支え、同国の2050年カーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)達成に寄与する。
【参照ページ】Iberdrola launches the world's first commercial-scale battery system in Ireland
【画像】Iberdrola
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