国連開発計画(UNDP)とオランダ環境NGOのOcean Cleanupは2月9日、世界中の海や川におけるプラスチック汚染の撲滅に向けて協力する覚書に調印した。UNDPはドミニカ共和国の現地チームが先にOcean Cleanupとの協働を開始。今回UNDP本部との協働にまで発展した。
オランダ環境NGOのOcean Cleanupは、当時18歳だったオランダ人ボヤン・スラト氏が2013年に設立。太平洋に浮遊する巨大なごみの塊、通称「太平洋ごみベルト(Great Pacific Garbage Patch)」を清掃するため、特別な装置を搭載した船舶「System 001」を米サンフランシスコ湾から出航させたことで知られている。ボヤン・スラト氏もすでに28歳になっている。
【参考】【国際】太平洋ゴミベルト、約8割が漁業由来。発生源最多は日本。Ocean Cleanup論文(2022年11月5日)
今回の覚書では、健全なプラスチック廃棄物管理システムを推進し、プラスチック汚染全体を削減することを目的とした政策と行動変革を後押し。海洋プラスチック汚染をなくすために河川での遮断技術の展開を加速させ、海洋生態系へのプラスチックの流出を減らすことを狙う。
【参照ページ】UNDP and The Ocean Cleanup team up to tackle plastic pollution
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