カナダ資源大手カナダ・ニッケルは1月12日、第三者割当増資を行い、韓国のサムスンSDIが、同社に1,850万米ドルを出資し、株式8.7%を取得すると発表した。
今回の出資は、サムスンSDIにとって、バッテリーのニッケル原料を確保するサプライチェーン施策の一環。サムスンSDIは、カナダのクロフォード地区で進められている硫化ニッケル採掘プロジェクト「クローフォード・プロジェクト」の権益10%を1億500万米ドルで確保するとともに、双方合意の場合、追加で20%をオフテイクする権利も獲得した。
クローフォード・プロジェクトの資源量は約250Mt。平均生産量はニッケルが年48,000t、コバルトが800t。カナダ・ニッケルに対しては、2023年に、カナダのアグニコ・イーグル・マインズが2,310万カナダドル出資し株式12%を取得。また、英アングロ・アメリカンが2,400万カナダドルを出資し、株式9.9%を取得している。
【参照ページ】Canada Nickel Receives Equity Investment from Samsung SDI
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