
バーゼル銀行監督委員会(BCBS)は7月9日、銀行の委託先リスクに関し、「健全なサードパーティリスク管理のための諸原則」を公表した。10月9日までパブリックコメントを募集する。
バーゼル銀行監督委員会は2005年、銀行・証券・保険を対象とした業態横断的な文書「金融サービスにおけるアウトソーシング」を発表。その後、銀行業界でも、業務が第三者が提供するサービスに依存する度合いが高まってきており、今回、銀行業界向けの原則を新たに策定した形。
同原則には、第三者サービスが抱えるリスクを効果的に管理・監督するため、12のハイレベル原則で構成されている。具体的には、銀行に対する9つの原則(取締役会等の責任、リスク管理枠組みの実施、リスク評価、デュー・デリジェンス、契約締結、オンボーディング、継続的なモニタリング、業務継続管理、契約終了)と、監督当局に対する3つの原則(銀行のリスク評価、システム全体の集中リスク、当局間の協調)の計12の原則が掲げられている。
【参照ページ】Basel Committee consults on principles for the sound management of third-party risk
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