
化学世界大手米3Mは7月16日、米グリーン水素製造用電解槽システム開発オミウム・インターナショナルに出資したと発表した。
今回の出資は、同社のクライメートテックにおける戦略の一環。米エネルギー省(DOE)の安価なクリーンエネルギーの拡大に向けたイニシアチブ「水素エネルギー・アースショット」を支援し、同業界の目標であるグリーン水素製造コストを1kgあたり1米ドルに削減することを目指している。
オミウム・インターナショナルは、高効率のPEM(プロトン交換膜)電解槽技術が特長。2023年4月には、オルタナティブ投資世界大手米TPGが運営するインパクト投資プラットフォームTPG Riseが気候変動テーマで組成したファンド「TPG Rise Climate」からも、2.5億米ドル(約385億円)の出資を受けている。3Mは、同ファンドに対しても発足当初から出資を行っている。
世界の電解槽市場は、2023年の5億米ドル(約765億円)から2030年には570億米ドル(約8兆円)以上に成長すると推定されている。また世界の水素製造市場全体は、2028年までに60%以上成長し、約2,600億米ドル(約40兆8,721億7,000万円)に達する見通し。
【参照ページ】3M invests in green hydrogen leader Ohmium in continuing effort to advance breakthrough climate technologies
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