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【EU】欧州委、TikTok LiteのEU域内からの完全撤退を受入れ。法的拘束力発生

 欧州委員会は8月5日、デジタルサービス法(DSA)への違反に対処するため、TikTokが欧州委員会に提出した同社の課金サービス「TikTok Lite」のEUから恒久的撤退に法的拘束力を求めることを決定した。

【参考】【EU】欧州委、メタをDSA違反疑いで2度目の正式調査開始。未成年者保護。TikTokも(2024年5月18日)

 TikTokは、TikTokアプリの新たな別バージョンとして、2024年4月にスペインとフランスで「TikTok Lite」をリリース。新アプリは、ユーザーはTikTok Lite上で動画の視聴、コンテンツへの「いいね!」、クリエイターのフォロー、友人のTikTokへの招待等の特定のタスクを実行すると、ポイントを獲得することができるサービスとなっている。

 欧州委員会は4月に「TikTok Lite」が未成年依存症リスクを抱えるとし、デジタルサービス法に基づく正式調査を開始。TikTokに対し、EU域内で「TikTok Lite」リワードプログラムを一時停止する可能性があると警告していた。それを受け、TikTokはその後、「TikTok Lite」のEU域内でのサービス提供一時停止を発表し、欧州委員会に提出していた。

 その後TikTokは欧州委員会に対し、「TikTok Lite」リワードプログラムのEU域内からの完全撤退と、撤退を回避するような他のプログラムを開始しないことを約束。今回、欧州委員会が同対策に法的拘束力をもたせたことで、DSA上の義務と鳴った。約束に違反した場合は、直ちにDSA違反となり、罰金につながる可能性がある。

 今回の決定により、欧州委員会は、4月22日にティックトックに対して開始された正式な調査手続を終結させる。今回の事案は、欧州委員会がDSAに基づく手続を開始してから、105日後に終結させた最初の事例となった。また、欧州委員会が、DSAに基づく正式な調査手続を開始した指定オンラインプラットフォームからの約束を受け入れるのも今回が初。

【参照ページ】TikTok commits to permanently withdraw TikTok Lite Rewards programme from the EU to comply with the Digital Services Act

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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