
日産自動車と日本旅行が発足した環境重視型観光促進団体「グリーンジャーニー推進委員会」は8月20日、ツアー第1弾として「GREEN JOURNEY熊本阿蘇」と「GREEN JOURNEY伊勢志摩」の予約販売を開始した。
グリーンジャーニー推進委員会は現在、日産自動差、日本旅行の他、JR各社、Gakkenの「地球の歩き方」、TBWA HAKUHODO、おてつたび、日本ジオパークが参画。また、東北大学と、環境省「デコ活」が連携。熊本県阿蘇市の事業は、観光庁の令和5年度補正予算事業「地域観光新発見事業」にも採択されている。
同委員会では、従来からあるエコツアーには、「たのしさ」が不足していると着想。これまでの旅行では体験できなかった地域との交流・体験や、地域で余ってしまった食材などを活用した特別なグルメ等をオプションで盛り込んだ新しいツアーを開発している。旅先の移動は、電気自動車(EV)で移動する。
また、新たな旅行体験を提供するため、LINEミニアプリを開発し、LINEのスタンプラリー機能を用いて訪問場所でポイントを貯めると、日常利用できるサステナブルなアイテム等のグッズと交換できる仕組みも設けた。各訪問場所に設置された二次元バーコードを読み取ると、その地域の伝統文化や地域のサステナビリティに関する情報を読むことができる仕組みも開発した。
第1弾のツアーの「GREEN JOURNEY熊本阿蘇」では、阿蘇の大草原をe-BIKEで走行する体験や、地元の名店で地域の食材を使った伝統料理を堪能できるオプションプランを用意。「GREEN JOURNEY伊勢志摩」では、次世代の養殖方法を活用して志摩の牡蠣養殖の発展に尽力している石川隆将氏から学ぶ牡蠣養殖体験を用意した。
GREEN JOURNEYでは、参加者限定の新しい旅のアクティビティとして「CONNECT PROGRAM」も用意し、地元産業の発展や文化の継承等で著名な地元の人がホストとなり、交流や共同作業をしながら、土地ならではの産業や文化に直接触れることができる機会も設けた。
今後は、宿泊施設や旅程中に訪れるレストラン等でも、持続可能な観光へのアクションが進むことが期待される。
【参考】【国際】WSHA、国連世界観光機関の「観光ビジネスESGフレームワーク」のテストで協力(2024年8月16日)
【参照ページ】環境にやさしく、地域はうれしく、自分たちはとことん楽しい旅「GREEN JOURNEY」第1弾
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