
ノルウェー・エネルギー大手エクイノールは8月27日、世界初のアンモニア燃料型の運搬船「バイキング・エナジー」の使用契約をノルウェー海運エイデスヴィック・オフショアと締結したと発表した。ノルウェーの大陸棚にあるエクイノール設備にアンモニアを運搬する。
バイキング・エナジーは、エイデスヴィック・オフショアが建造した世界初のLNG燃料船で、同社が改造して世界初のアンモニア燃料型の運搬船に建造する。アンモニア燃焼エンジン部分はバルチラが開発し、納品する。2026年に竣工し、運航を開始する予定。建造前比で運航中の温室効果ガスを70%以上削減できる。
同建造プロジェクトは、EUの「ホライゾン・ヨーロッパ」プログラムから500万ユーロ(約8億円)の補助金を取得。また、ノルウェー政府は、海運のカーボンニュートラル化をリードする政策を掲げており、2025年から新造供給船での低排出ソリューションで、2029年から新造供給船でのゼロエミッション化で、要件を確立すると発表しており、検討を進めている。
エクイノールは、以前から傭船していたバイキング・エナジーの契約延長オプションを行使し、2025年4月から2030年までの使用契約を獲得。さらに延長できるオプションも含まれている。
日本郵船は8月、タグボートで世界初のアンモニア燃料船の竣工を成功させている。アンモニア燃料型の運搬船ではエクイノールが世界初となる見込み。
【参照ページ】Equinor to use the world's first ammonia-powered supply vessel
【画像】Equinor
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