
自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)は9月16日、生態系・生物多様性に関する情報開示で、「TNFD相互参照表」の使用を公式に支持する声明を発表した。生態系・生物多様性に関する情報開示基準で、TNFD開示勧告、GRIスタンダード、欧州サステナビリティ報告基準(ESRS)の3つが存在する中、一体開示に道を拓いた。
今回の声明は、企業に対し、任意で「TNFD相互参照表」の使用を推奨するもの。TNFDはすでに、TNFD開示勧告とGRIスタンダード、TNFD開示勧告とESRSの相互参照表を策定済み。相互の基準の対応関係を明確にしている。
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今回「TNFD相互参照表」の使用を支持した背景には、3つの基準に準拠した報告書を作成したい企業にとって、3つの基準の報告体系が異なるため、報告内容の構成の検討が難しくなっていることを受けたもの。TNFD相互参照表を公式に支持することによって、TNFD開示勧告が推奨する構成で開示をしなくとも、また別冊の報告書にしなくとも、開示内容が含まれていれば、TNFD開示勧告に準拠しているみなすことを公式に宣言した形。開示の質が損なわれない限り、報告書作成コストの削減、重複報告の回避、報告書閲覧者の利便性向上を重視する。
TNFDは、TNFD開示提言に準拠している企業報告書のデータベースを作成し、公表している。その中でも自発的に相互参照表を活用している企業があり、TNFDは活用を有効な手段と判断した。
【参照ページ】The TNFD supports use of cross-reference tables for corporate reporting
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