
アサヒグループホールディングス傘下のアサヒグループ食品は3月10日、ドイツのビール酵母関連製品製造Leiberの株主と株式譲渡契約を締結し、4月末を目途に同社の株式を100%取得予定と発表した。
Leiberは1954年に創業した法人向けのビール酵母関連製品製造販売会社。ドイツ・スペイン・ポーランドに合計6工場を有し、乾燥酵母・酵母エキス・酵母細胞壁を活用した調味料、機能性素材、動物飼料、細胞/微生物用培地等を製造。欧州を中心に中東、アジア、北中南米向けに販売している。
酵母エキスは、酵母に含まれる成分を抽出したもの。健康志向やベジタリアンやヴィーガン等の食文化が多様化したことで、植物性食品や加工食品の需要が世界的に高まっており、2023年から2029年までの酵母エキスの世界市場の年平均8.5%成長が予測されている。将来の世界的な食糧不足などが注目される中、酵母は、酵母エキスの調味料としての機能に加え、タンパク質や食物繊維を含む酵母細胞壁のタンパク源としての効果も期待されている。
【参照ページ】ドイツのビール酵母関連製品製造販売会社「Leiber社」の株式取得
【参照ページ】Asahi Group teams up with Leiber GmbH for international expansion
【画像】Leiber
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