
欧州委員会は3月19日、アルファベットに対し、ゲートキーパーに指定されている2つのサービス「Google検索」と「Google Play」がデジタル市場法(DMA)に違反しているとする予備的調査結果を送付した。アルファベットは、予備的調査結果に対し反論し、抗弁権を行使することができる。
【参考】【EU】欧州委、アルファベット、アップル、メタの正式調査開始。DMA違反疑い。罰金最大売上10%(2024年3月26日)
今回の違反の疑いの内容は、まず、Google検索の特定の特徴や機能が、アルファベットの自社サービスを競合サービスよりも優遇していると認識。DMAが要求する第三者サービスの透明性、公平性、非差別的取扱いが確保されていない可能性があるとした。特に、ショッピング、ホテル予約、交通、金融、スポーツ等の分野で、Google検索結果の上部や専用スペースに自社サービスを表示し、視覚的なフォーマットやフィルタリングの仕組みを強化することで、自社サービスを優遇しているという。
Google Playに関しては、アプリ開発者が、顧客を選択したオファーや販売チャネルに誘導することを妨げる等、技術的に特定の誘導を妨げているとみなした。加えて、アプリ開発者が新規顧客を獲得するための手数料に関し、アルファベットが請求する手数料が不当に高く設定されているともみなした。
また欧州委員会は同日、デジタル市場法(DMA)に基づき、アップルに対し、相互運用義務の履行を求める2つのガイダンスを発出した。
まず、iOSとサードパーティ接続機器との相互運用性に関し、主にスマートウォッチ、ヘッドフォン、テレビ等の接続デバイスに使用される9つのiOS接続機能で相互運用性を確保するよう求めた。具体的には、通知機能、高速データ転送(ピアツーピアのWi-Fi接続や近距離無線通信等)、デバイスのセットアップ(ペアリング等)での相互運用性向上を求めた。
次に、iPhone及びiPadの機能との相互運用性に関し、サードパーティがまだ提供していない機能に関する技術文書へのアクセスの改善、タイムリーなコミュニケーションとアップデート、相互運用性リクエストのレビューの予測可能なスケジュール等を求めた。これにより、将来の仕様をサードパーティ開発者にも早期に共有することで、新たな開発を促した。
【参照ページ】Commission sends preliminary findings to Alphabet under the Digital Markets Act
【参照ページ】Commission provides guidance under Digital Markets Act to facilitate development of innovative products on Apple’s platforms
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