
残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約(POPs条約)、有害廃棄物の国境を越える移動及びその処分の規制に関するバーゼル条約、国際貿易の対象となる特定の有害な化学物質及び駆除剤についての事前のかつ情報に基づく同意の手続に関するロッテルダム条約(PIC条約)の締約国会議(BRS COP)が、4月28日から5月9日までスイスのジュネーブで開催された。クロルピリホス等の廃絶が決まった。BRS COPは2年に一度開催されている。
POPs条約の締約国会合では、クロルピリホス、中鎖塩素化パラフィン、長鎖ペルフルオロカルボン酸(LC-PFCA)とその塩及びLC-PFCA関連物質が、POPs条約の廃絶対象物質(附属書A)に追加され、製造・使用を禁止(廃絶)することが決定した。一部適用除外ケースも採択した。
ロッテルダム条約については、カルボスルファンとフェンチオンを附属書IIIに追加することが決定。附属書IIIに掲載された物質は、輸入国側の輸入条件(許可又は条件付き許可、輸入不可)を全ての締約国に回付し、これに基づき輸出国は輸入国の当該化学物質の輸入意思を確認した上でしか輸出ができなくなる。
PIC条約では、2025年から2031年の新しい戦略的枠組を採択。廃棄物の越境移動を管理するための事前インフォームド・コンセントの手順を改善するための勧告も採択した。また、電子廃棄物及びプラスチック廃棄物の環境的に健全な管理を改善するためのプロセスの改善も決定した。
さらにPIC条約では、廃繊維製品及び廃繊維に関する新しい作業が開始。プラスチック等を紫外線劣化から保護するために使用される難分解性化学物質や、UV-328廃棄物に関する技術ガイドライン等も採択した。
【参照ページ】ストックホルム条約、バーゼル条約及びロッテルダム条約締約国会議の結果について
【参照ページ】Press release - Making Visible the Invisible: Strengthened Action on Chemicals and Wastes
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