
米eFuel(合成燃料)生産インフィニウムは5月19日、米国で同社2番目のSAF・合成燃料生産プラント「プロジェクト・ロードランナー」の建設を開始したと発表した。
合成燃料は、工場等で排出された二酸化炭素と水素から製造され、従来の化石燃料と科学的に同一なため既存設備に投入可能なドロップイン燃料。インフィニウムは2023年、テキサス州コーパス・クリスティにある同社初の量産プラント「プロジェクト・パスファインダー」で合成燃料の生産と出荷を開始している。
今回の2号プラントでは、グリーン水素生産のため、エレクトリック・ハイドロゲン製の電解槽100MWを設置。ネクストラ・エナジー・リソースの子会社と長期電力購入契約(PPA)を締結し、150MWの風力発電エネルギーを確保。世界最大の合成燃料生産プラントとなる見込みで、年間生産量は2.3万t。
同プラントは、テキサス州リーブス郡のペコス市近郊に建設され、2027年に商業運転を開始する予定。同プロジェクトに出資したのは、オルタナティブ投資世界大手カナダのブルックフィールド・アセット・マネジメントと、再生可能エネルギー分野の推進や技術開発に投資するファンド「Breakthrough Energy Ventures(BEV)」の支援プロジェクト募集プログラム「ブレイクスルー・エナジー・カタリスト」等。
生産された持続可能な航空燃料(SAF)及びその他の合成燃料は、アメリカン航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、エアリンガス等を傘下に持つインターナショナル・アビエーション・グループ(IAG)に供給する予定。英国の、2030年までに従来の航空燃料に10%以上のSAFを混合することを義務付けるSAF義務化規制に対応するため使用される。
【参考】【イギリス】運輸省、ジェット・ゼロ戦略発表。2030年までに英全土で脱炭素路線整備。空軍も(2022年8月1日)
【参照ページ】Infinium Announces Construction of Large Scale eFuels Production Facility in Texas
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